吉川速男 古今書院
初期の小型映画入門書のひとつで、ライカをはじめとする写真の著作で知られる吉川速男氏によるもの。9.5mmと16ミリで上下巻に分け、著者自身の研究成果をふまえて、撮影から現像、編集、映写までを丁寧に解説。
9.5ミリ幅のパテベビーフィルムに見られるように、小型映画は戦前からの歴史を持つ。日本でも1920年代から入門書が登場、吉川氏の著作はその代表と言ってもよく、『小形活動写真術』は昭和4年前後を中心に何度も版を重ねているようで、戦前のアマチュア映画の盛り上がりをうかがえる一冊。